東京23区外

高校生のころ友人とサボってよみうりランドに行ったことがある。

親にはもちろん言わなかった。学校には体調が悪いと嘘をついた。制服を着て、いつもの電車に乗って、そのまま高校の最寄駅を過ぎたときの嬉しさ。何もかもが眩しかった。乗り換えて小田急線。当時、憧れの路線(下北沢が今よりもサブカルチャーの場(はず)で、下北ばかりに行っていた)で乗れるだけで特別だった。その気持ちのまま苦手なジェットコースターにも3回ぐらい乗った気がする。

帰りは電車を間違えて多摩モノレールに乗った。ちょうど夕方を過ぎたぐらいの時間で学生が多く乗っていた。やっぱりみんなどこか違う。自分と同じ高校生なのに大人びて見える。彼らを見ていたら少しだけ悲しくなった。ここにいる人たちはモノレールに乗るが当たり前で、私よりも憧れに近い場所にいるのかと。彼や彼女にはチャンスが溢れているように見えた。都内にはたくさんの可能性がある、田舎では掴むことが出来ない経験がある。行こうと思えばすぐにライブやイベントに行けて、終電を気にせず帰ることができる。こんなにダサい制服を着なくてすんだかもしれない。何故かその日は家がずっとずっと遠くにあるように思えた。

 

先日サンリオピューロランドに行きました。京王線楽しい!ニュータウンや団地を見るのが大好きなので、整備された道路とか同じような家が並んでいる景色にワクワクが止まりませんでした。いつか車で多摩ニュータウンを一周したいですね。ピューロランドで何があったとかないのですが、先に書いた文章の日のことを思い出しました。未だに東京への執着の話は友人としてしまうし、小田急京王線、中央線の走っている土地はいいな〜と思います。全部その地に住んでいた好きな人やその地が舞台の作品の影響ですが。今になって思うのは、別にどこに住んでいようと私はチャンスを逃し、ノロノロと大人になっていただろうということ。電車で都心に行けるだけでも恵まれていたのかもしれない(大分に住む友人に自分の家から東京までの時間を伝えたら「近いよ〜!」と笑われた(そりゃあそう)

 

 ここからが今回の日記です

良い写真が撮れたので見てください!

 

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どこでもテニスする種ヶ島修二